ただそれだけ

2009年2月1日 日常
ゴーストをみた。
映画じゃなくて、ジェニファー・ラブのドラマのほうね。

愛情を押し付けようとする昔の恋人に、ジェニファー扮するメリンダが言ってた。

あなたのは愛じゃない。
一緒に夕陽を見に行ったりカードを送ったりするのは簡単よ。
一番難しいのは我慢することなの。相手を信じて自分を抑えることなの。

ちょっと言葉の違いはあるかもしれないけど、だいたいこんなような事言ってた。
そのとおりだと思った。
相手を喜ばせることをするのは簡単だ。
難しいのは、我慢して相手を信じて自分を抑えること。



昔の彼とメールを少しした。
今までだいありーにもたくさん登場させてきた、とても仲良しで
大好きだった優しい彼。
新しい彼女と結婚が決まっている彼。

彼の車に私のCDを何枚か積んだままだと最近気づいて、連絡した。
そしたら、
「車売って今代車なんやけど、荷物とかぐちゃぐちゃやから、また見とくわ。
あったら郵送しよか?時間あったら持っていくんやけど、忙しくて」
って。

・・・車・・・売った?

なんだかショックだった。

なんで?って聞いたら
「また引っ越ししてんけど道せまいし、彼女にも運転しやすい小さいのにしようと思って」って。


私が手にするはずだった、手にすると思っていた幸せを、彼女が得るんだ。


私が彼に幸せになってほしいと思う気持ちは本当で、心の底から本当で、
幸せになる資格がある人で、だから、優しくてちゃんと愛してくれる人に出会って、
私があげられなかった幸せを彼にあげてほしい、と心から思ってた。

今もその気持ちは変わらない。

ただ、なんだか悲しかった。

私は彼のあの車を見るたびに、今でも思い出す。
私とたくさんの時間を過ごした車。私があの車に乗った初めての彼女で、
助手席は私の席で、私と一緒に選んだもの、私が選んだものが積まれてた。
いつもあれで迎えに来てくれた。
あの車で私も運転の練習をさせてもらった。
彼イコールあの車だった。

彼は、新しい道を進んでる。着実に。

私が選んで、彼が選んで、もしくは2人ともが逃げて選んだ道。

なんだか悲しかった。
私との思い出が本当に過去になって、彼は新しい道を進んでる。

彼がもうあの車に乗ってない。
私が消えていく。


ただそれだけのこと。
大丈夫だってわかってるんだけど。
なんだか悲しい。








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